精油の禁忌・注意事項【ア行】
アカマツヨーロッパ
Pinus sylvestris
マツ科・針葉・トップノート
- 希釈して使用することが望ましい
⇒精油全体の作用により皮膚刺激の可能性があるため
アジョワン
Trachyspermum ammi
セリ科・種子・ミドルノート
- 10%以下に希釈し、広範囲に使用しない
⇒フェノール類に皮膚を荒らす危険があるため
アトラスシダー
Ceder atlantica
マツ科・木部・ミドルノート
- ケトン類を多く含む場合は、乳幼児、妊婦、授乳中の産婦、神経系統の弱い患者(老人)、てんかん患者には使用しない
⇒ケトン類に神経毒性や堕胎作用(流産惹起作用)があるため
アニス
Pimpinella anisum
セリ科・種子・ミドルノート
- ホルモン依存型癌疾患、乳腺症などには使用しない
⇒trans-アネトールにエストロゲン作用があるため
- 乳幼児、妊婦には使用しない
⇒精油全体の作用によるため
アルベンシスミント
Mentha arvensis
シソ科・全草(根以外)・トップノート
- 3歳未満の乳幼児には使用しない
⇒咽頭の痙攣を起こす可能性があるため
- 妊婦、授乳中の産婦、神経系統の弱い患者(老人)、てんかん患者には使用しない
⇒ケトン類、特にℓ-メントールを多く含み、神経毒性、堕胎作用(流産惹起作用)があるため
⇒血圧上昇作用によってマッサージや経口摂取後、血圧が急速に上がる可能性があるため
- 広範囲に使用しない
⇒ℓ-メントールを多く含むため
- 3歳以上の幼児には、長期間・継続的・広範囲に多量の使用は避け、低濃度で注意をして使用する
⇒咽頭の痙攣を起こすリスクやケトン類に神経毒性があるため
- 高血圧症の人には長期間・継続的・広範囲に多量の使用は避け、注意をして使用する
⇒血圧上昇作用によって、マッサージや経口摂取後、血圧が急速に上がる可能性があるため
アンジェリカ(シード、ルート)
Angelica archangelica
セリ科・種子/根・ミドルノート
- 塗布した肌を4~5時間は直射日光(紫外線)に当てないようにする
⇒フロクマリン類に光感作作用があるため
イヌラ
Inula graveolens
イネ科・葉と茎葉・ミドルノート
- ブタクサアレルギーの人はアレルギーを示すことがある。
⇒原則として、パッチテストを行ってから使用する
ウィンターグリーン
Gaultheria procumbens
ツツジ科・葉・ミドルノート
- アスピリンアレルギーの人は使用しない
⇒サリチル酸メチルを多く含むため
- 敏感肌の人は刺激を受ける場合があるので、20%以下に希釈して使用する
⇒サリチル酸メチルを多く含むため
ウインターセボリー
Satureja montana
シソ科・花と茎葉・ミドルノート
- 10%以下に希釈し、広範囲に使用しない
⇒フェノール類に皮膚を荒らす危険等があるため
オレガノ
Origanum compactum
シソ科・花と茎葉・ミドルノート
- 10%以下に希釈し、広範囲に使用しない
⇒フェノール類に皮膚を荒らす危険等があるため
オレンジ・スィート
Citrus sinensis
ミカン科・果皮・トップノート
- 希釈して使用することが望ましい
⇒精油全体の作用により皮膚刺激の可能性があるため
オレンジ・ビター
Citrus aurantium ssp.amara
ミカン科・果皮・トップノート
- 塗布した肌を4~5時間は直射日光(紫外線)に当てないようにする
⇒フロクマリン類に光感作作用があるため
- 希釈して使用することが望ましい
⇒精油全体の作用により皮膚刺激の可能性があるため