精油の禁忌・注意事項【サ行】
サイプレス
Cupressus sempervirens
ヒノキ科・葉付き小枝・ミドルノート
- ホルモン依存型癌疾患、乳腺症などには使用しない
⇒微量含まれるマノオールにエストロゲン様作用があるため
サンダルウッド
Santalum austrocaledonicum var. austrocaledonicum
ビャクダン科・木部・ベースノート
- ホルモン依存型癌疾患、乳腺症などには使用しない
⇒セスキテルペンアルコール類にホルモン様作用があるため
シダー
Juniperus virginiana
ヒノキ科・木部・ミドルノート
- ホルモン依存型癌疾患、乳腺症などには使用しない
⇒セスキテルペンアルコール類にホルモン様作用があるため
シトロネラ・ジャワ
Cymbopogon winterianus
イネ科・全草(根以外)・トップノート
- 50%以下に希釈して使用する
⇒テルペン系アルデヒド類に肌を荒らす危険性があるため
シナモン・カッシア
Cinnamomum cassia
クスノキ科・葉付き小枝・ミドルノート
- 10%以下に希釈し、広範囲に使用しない
- 乳幼児、授乳中の産婦には使用しない
⇒ケイ皮アルデヒドに皮膚を荒らす危険等があるため
- 妊婦には使用しない
⇒ケイ皮アルデヒドによる子宮や皮膚への影響を考慮して
シナモン(樹皮)
Cinnamomum verunm= Cinnamomum zeylanicum
クスノキ科・樹皮・ミドルノート
- 10%以下に希釈し、広範囲に使用しない
- 乳幼児、授乳中の産婦には使用しない
⇒ケイ皮アルデヒドやフェノール類に皮膚を荒らす危険等があるため
- 妊婦には使用しない
⇒ケイ皮アルデヒドによる子宮や皮膚への影響を考慮して
シナモン(葉)
Cinnamomum verunm= Cinnamomum zeylanicum
クスノキ科・葉・ミドルノート
- 10%以下に希釈し、広範囲に使用しない
⇒フェノール類に皮膚を荒らす危険等があるため
- 妊婦には使用しない。例外として出産時の妊婦には注意をすれば使用可能
⇒オイゲノールに子宮収縮作用があるため
ジャスミン(アブソリュート)
Jasminum officinalis
モクセイ科・花・ミドルノート
- 原則として原液を塗布しない
⇒アブソリュートのため
- 誘眠作用があり、集中力を妨げる可能性があるので長期間・継続的・広範囲に多量の使用は避け、低濃度で注意をして使用する
⇒ジャスミン精油全体の作用によるため
スターアニス
Illicum verum
シキミ科・種子(実)・トップノート
- ホルモン依存型癌疾患、乳腺症などには使用しない
⇒trans-アネトールにエストロゲン様作用があるため
- 乳幼児、妊婦には使用しない
⇒精油全体の作用によるため
スペアミント
Mentha spicata
シソ科・全草(根以外)・ミドルノート
- 乳幼児、妊婦、授乳中の産婦、神経系統の弱い患者(老人)、てんかん患者には使用しない
⇒ケトン類に神経毒性や堕胎作用(流産惹起作用)があるため
セージ
Salvia officinalis
シソ科・花と茎葉・トップノート
- 乳幼児、妊婦、授乳中の産婦、神経系統の弱い患者(老人)、てんかん患者には使用しない
⇒ケトン類に神経毒性や堕胎作用(流産惹起作用)があるため
- 長期間・継続的・広範囲に多量を使用してはいけない
⇒ツジョンを多く含むため
- ビリジフロロールを多く含む精油は、ホルモン依存型癌疾患、乳腺症などには長期間・継続的・広範囲に多量の使用は避け、低濃度で注意をして使用する
⇒ビリジフロロールにエストロゲン様作用があるため
セロリ
Apium graveolens
セリ科・種子・ミドルノート
- 排液のために長期間継続する場合は、一般的に1~2か月での使用とし、長期継続はしない