精油の禁忌・注意事項【ハ行】
パイン
Pinus pinaster
マツ科・針葉・ミドルノート
別名:フランスカイガンショウ、メリタイム・パイン
- 希釈して使用することが望ましい
⇒精油全体の作用により皮膚刺激の可能性があるため
バジル
Ocimum basilicum ssp.basilicum
シソ科・花と茎葉・トップノート
- 50%以下に希釈して使用する
⇒チャビコールメチルエーテルに皮膚を荒らす危険等があるため
パチュリー
Pogostemon cablin
シソ科・葉・ベースノート
- ホルモン依存型癌疾患、乳腺症などには使用しない
⇒セスキテルペンアルコール類にホルモン様作用があるため
パルマローザ
Cymbopogon martini
イネ科・全草(根以外)・トップノート
- 原則として出産時以外の妊婦には使用しない
⇒ゲラニオールに子宮収縮作用があるため
ヒソップ
Hyssopus officinalis
シソ科・花と茎葉・ミドルノート
- 乳幼児、妊婦、授乳中の産婦、神経系統の弱い患者(老人)、てんかん患者には使用しない
⇒ケトン類に神経毒性や堕胎作用(流産惹起作用)があるため
- 低濃度で使用する。長期間・継続的・広範囲に多量の使用はしてはいけない
⇒ピノカホンやイソピノカホンを多く含有し、少量ながらツジョンも含有されているため
ヒマラヤスギ
Cedrus deodara
マツ科・木部・ミドルノート
- 乳幼児、妊婦、授乳中の産婦、神経系統の弱い患者(老人)、てんかん患者には使用しない
⇒ケトン類に神経毒性や堕胎作用(流産惹起作用)があるため
フェンネル
Foeniculum vulgare
セリ科・全草と種子・ミドルノート
- ホルモン依存型癌疾患、乳腺症などには使用しない
⇒trans-アネトールにエストロゲン様作用があるため
- 乳幼児、妊婦には使用しない
⇒精油全体の作用によるため
- フェンコンを3%以上含む場合は、乳幼児、妊婦、授乳中の産婦、神経系統の弱い患者(老人)、てんかん患者には使用しない
⇒ケトン類に神経毒性や堕胎作用(流産惹起作用)があるため
- フェンコンを3%以上含む場合は、長期間・継続的・広範囲に多量の使用は避け、低濃度で注意をして使用する
⇒ケトン類に神経毒性があるため
ペッパー
Piper nigrum
コショウ科・種子・ミドルノート
- 希釈して使用することが望ましい
⇒精油全体の作用により皮膚刺激の可能性があるため
ペパーミント
Mentha x piperita
シソ科・全草(根以外)・ミドルノート
- 3歳未満の乳幼児には使用しない
⇒咽頭の痙攣を起こす可能性があるため
- 妊婦、授乳中の産婦、神経系統の弱い患者(老人)、てんかん患者には使用しない
⇒ケトン類、特にℓ-メントンを多く含み、神経毒性があるため。また、堕胎作用(流産惹起作用)があるため
⇒血圧上昇作用によってマッサージや経口摂取後、血圧が急速に上がる可能性があるため広範囲に使用しない
⇒ℓ-メントールを多く含むため
- 3歳以上の幼児には、長時間・継続的・広範囲に多量の使用は避け、低濃度で注意して使用する。
⇒咽頭の痙攣を起こすリスクやケトン類に神経毒性があるため
- 高血圧症の人には長時間・継続的・広範囲に多量の使用は避け、注意をして使用する。
⇒血圧上昇作用によってマッサージや経口摂取後、血圧が急速に上がる可能性があるため
ヘリクリサム
Helichrysum italicum Ssp. serotinum
キク科・花と茎葉・ミドルノート
- 乳幼児、妊婦、授乳中の産婦、神経系統の弱い患者(老人)、てんかん患者には、長時間・継続的・広範囲に多量の使用は避け、注意をして使用する
⇒ケトン類に神経毒性や堕胎作用(流産惹起作用)があるため
ベルガモット
Citrus aurantium ssp. bergamia
ミカン科・果皮・トップノート
- 塗布した肌を4~5時間は直射日光(紫外線)に当てないようにする
⇒フロクマリン類に光感作(光毒性)作用があるため
- 希釈して使用することが望ましい
⇒ベルガモット精油全体の作用により皮膚刺激の可能性があるため
ポンテローザパイン
Pinus ponderosa
マツ科・針葉・ミドルノート
- 乳幼児や敏感肌には50%以下に希釈することが望ましい
- 長期間・継続的・広範囲に多量の使用は避けて使用する
⇒チャビコールメチルエーテルに皮膚を荒らす危険があるため