ハチとハチミツを求めて鳥取へ
残暑お見舞い申し上げます。
一昨日まで夏休みをいただいていました。
夏休み直前もいろいろと仕事あり、勉強ありで、落ち着かず。
何から報告しようかなと迷ってしまいます。
いつからできたのか8月の山の日という祝日。
この山の日に鳥取まで出掛けてきました。
目的はね、これ。
鳥取県日野町で開催されていた映画祭へ。
『太陽の女王』というアメリカの映画の上映会です。
女王?SとかMとか?
変態モノではありません。
今のミツバチの現状についてのドキュメンタリー映画です。
世界中で起きているミツバチの異変。
人工的な養蜂や農薬の影響で、ミツバチたちが激減しています。
「花は自分からミツバチを探しに行きますか?」
ではないけれど、植物の受粉は昆虫たちの助けがあって成立します。
ミツバチが激減するということは、植物の受粉ができなくなり、野菜や果物ができなくなるということ。
私達が食べる食事の10口のうち、4口はミツバチのおかげだといいます。
ミツバチの激減は私達の食生活にもジワジワと影響が出てくるのです。
そのミツバチの危機を救おうとしているバイオダイナミック養蜂家の活動について紹介されているのがこの作品です。
ハチミツが昔から好きな私。
最初はハチミツの種類を知ることを楽しんでいて、そして日本ミツバチのハチミツがとても希少だということを知ります。
なぜ?という疑問になり。
いろいろと調べていくと、このミツバチ問題にたどり着きました。
『太陽の女王』では欧米の西洋ミツバチが対象となってるのだけれど。
日本は更に深刻で、西洋ミツバチが増えてしまって、日本ミツバチが絶滅の危機に立たされているというのが現状です。
ブラックバスとかと同じで、外来種にやられてしまっているんですよね。
・・・ってことを私なりに知ってはいたのだけれど、この作品で更に深い現状・危機を知りました。
鳥取に住む友人が、私のハチミツ好きを覚えていてくれて、今回の映画祭に誘ってくれました。
この上映会は他にも楽しみがあって。
まずはミツロウクリーム作りのワークショップ。
材料は日野町の日本ミツバチの養蜂家の方が採ったミツロウ。
こんな風にハチの巣からミツロウを採るところからはじまりました。
そう、アウトドアでのワークショップなのです。
オリーブ油と一緒に湯煎して、クリームを作ります。
ミツロウはちょっとかための軟膏作りに最適。
そこへ地元で採れたヒノキの精油を加えるという、なんとも贅沢なミツロウクリームのできあがりです。
日本各地で採れた、様々なミツロウ。
採れた場所や植物によって、色も香りもいろいろです。
そうそう、そもそもミツロウって?って聞かれそうですね。
ミツロウは漢字で書くと蜜蝋。
蜂が巣を作るときに分泌する蝋で、蜜蝋によって巣が固まり形成されていきます。
クリーム、口紅、キャンドル等の原料として使われています。
今回のワークショップで使ったミツロウは日本ミツバチのもの。
なんて贅沢なんでしょう。
そしてね、買ってかえりましたよ、ハチミツ。
希少な、貴重な日本ミツバチのハチミツ。
朝市でとてもお安く購入できました。
150gで1500円。
空き時間には周辺散策へ。
岡山よりも随分と涼しい鳥取は、移動のドライブだけでも満足度は高いのですが。
人気スポットへ連れて行ってもらいました。
金持神社。
「かもちじんじゃ」と読むこの神社。
参拝者が次から次へと来る来る。
絵馬に書かれているお願い事もなんだかとてもリアルで、1つずつ目にするだけで面白かったな。
鳥取では友人の家にお泊りでした。
- 岩ガキ
- 青イカ
友人宅でのバーベキューで念願のご賞味♡
サザエやお肉、そしてスイカ、お蕎麦。
スイカは私一人で1/2個は食べたかも。
鳥取の夏を楽しんできました。
今回のミツバチやハチミツのこと。
新しく知ったこともありました。
10月の自然療法入門講座でお伝えします。
私のコレクションのハチミツ達のテイスティングも。
ぜひご参加ください。