ピエール・フランコムの新刊が届く
「フランスアロマテラピーがよくわかる薬用エッセンシャルオイルの科学」ピエール・フランコム著
先月注文していた本が届きました。やっと。
フランス人化学者 ルネ・モーリス・ガットフォセ
彼が大火傷を負った爆発事故からアロマテラピーの歴史は始まる。
試験に絶対に出題される超重要人物、ガットフォセ。
そのあとフランス、イギリス、ドイツなどヨーロッパでアロマテラピーは普及され、やがて日本にも届く。
そして今こうして私も仕事としてアロマテラピーに携わっている。
アロマテラピーの歴史は、フランスとイギリスのアロマテラピーについて比較することも必須。
所謂フランス式、イギリス式と言われているもので、個人的にはこの表現はあまり好きではないので使わないようにしています。
ナードはフランス式、AEAJはイギリス式と説明するのが簡単なわけだけど、日本は日本式で良いのでは?と常々思っている私のようなセラピストもいるのです。
❶ルネ・モーリス・ガットフォセ
❷ジャン・バルネ
❸ピエール・フランコム
フランスのアロマテラピーの歴史の流れはこの3人を抑えておけばOK。
そう、❸のフランコムがこの本の著者であり、アロマテラピー界の巨匠なのです。
その巨匠の新刊が出版されるというのは、今現役でアロマテラピーの仕事をしている私たちにはとても大きな出来事。
フランコムが科学監修で携わっている旧著「フランスアロマテラピー大全」はアマゾンをはじめとした中古本屋界隈では震えるような価格で販売されているし、あまり出品もされていないという状況が10年以上。
以前東京出張の際、フレグランスジャーナル社に香りの図書館があった頃に手に取って読んできたことも。だからとてもうれしい。
実はこの新刊の表紙は少し前に目にしたことがある。
2015年にフランコムが来日した際のセミナーを受講したのだけど、そのときにチラ見できたのです。
「来年には新刊を出す」と彼は言っていた。
そのあとは新刊発売の知らせもなくて「宮崎駿か〜い!」的なツッコミを心の中で幾度も繰り返してきた私。
いつなの?と思うこともなくなっていた2022年に新刊発売のお知らせが届いたのです。
イギリスのアロマテラピー界の巨匠のロバート・ティスランドも重要人物。
2018年に最新刊が発売され、翌年の2019年には来日セミナー開催。
この時もビッグニュースでした。
両氏のこの書籍は、私たちには欠かせないものだというのは間違いなく。
スクール運営の現役真っ只中、こうして手にとれたことに感激。奇跡。
ティスランドの本は電子版も一緒になっていたのがとても便利だった。フランコム版もそうだったらよかったのにと思う。
まだ読み進められていないけれど、時間を取ってしっかり読もうと思う。
好きなものは後に食べるタイプです。