心を込めてブレンドした香り
先日、スクールの卒業生さんがヘナでご来店。レッスン修了後も、レッスンに通われていたよりも長くお付き合いいただける生徒さんは多く、仕事の励みになっています。
3人目のbabyを妊娠中で、もうすぐ臨月とのこと。夏頃に妊娠したことを聞いていたけど、他所様の妊娠生活のスピーディーさにアワアワとなる。自分の妊娠時、特に第一子の妊娠時はまだかまだかと退屈な毎日で、翌月の妊婦健診までの日々が長かったこと。他所様の妊娠や、その後のお子さんの成長に驚くこと多し。え?もう小学生なの?的な。
その卒業生さんがスクールに通われていたのはまだ独身だった頃。その後ご結婚して、妊活して、授かって、出産されて。そして第二子を出産して。ひとりの女性が結婚して母になっていく様子を、ほどよい距離感で見つめてきた私は、なんだか親戚のおばさんかのような気分になる。
3人目を妊娠したと聞いたときも、妊活時の様子を知っていただけに心からうれしいと思え、同時にジワジワと逞しくなっていく様子がクスクス笑えるところでした。
ヘナの施術後、香りのブレンドを依頼されました。
陣痛、出産、そしてそのあと。芳香浴できる香りを。
実は第一子、第二子の時も同じように私が精油をブレンドした香りを使用してくれて、今回が3回目のオーダー。とても光栄なことです。
ネロリ、マンダリン、レモンバーム、グレープフルーツを中心にした香りを創りました。春の訪れと同時に新しい家族をお迎えする喜びと祝福をイメージした香り。
出産を伴走するご主人やお子さんにも心地よく感じていただけるよう、心を込めてブレンドしました。
仕事柄、生徒さんやお客様からご自身やご家族のうれしいお知らせだけでなく、不調なお話を聞くことが多いです。
「マンダリン嗅いで欲しいな」
「ユーカリを芳香浴したらいいのにな」
お話を聞きながら、精油の名前と香りが頭に浮かんでくる、一種の職業病な私なのだけど、まだまだ世間の人たちにとって香りはファッションやインテリアにカテゴライズされているようで、残念で仕方ない。これは永遠の私の課題、ミッション。
ラベンダー精油で癌を治すことはできないけれど、癌闘病中の不安な心に寄り添うことはできる。アロマテラピーを知らない人達へそうお伝えしています。香りで救われることってあるんですよ。
だから、ROMEOBLEUでアロマテラピーを学んだ生徒さん達から、暮らしの様々な場面で香りを使っているというお話を聞くのはとてもうれしいです。精油のことをエッセンシャルオイルとも呼ぶけれど、まさに暮らしのエッセンス。私にとっては人生のエッセンスと言っても言い過ぎではないとも思う。本当に。
「アロマテラピーを知っていて良かった」そう言われるのがうれしく、それだけで日々の仕事の励みになる。そう、単純だ。でもそうなんだもの。
お帰りのときにはお腹を撫でさせてもらいました。未来、希望、夢、可能性。
幸せがパンパンに詰まっているお腹に触れ、私にも幸せや可能性をいただけて、それだけでやさしい気持ちに。日々溜まっていく心の棘棘がなくなっていく感じ。
ささやかなうれしかった春の出来事。