アロマディフューザーの詰まりメンテ
精油や植物油など、アロマテラピーの関連商品は年々手軽に購入できるようになってきています。
私がアロマを勉強した頃は専門店が少なく、デパートにわざわざ行って購入。
ネットショッピングも今ほど普及していませんでした。
ポチッと何でもお手軽に購入できる分、いろいろな品質のものが流通されています。
これ、大丈夫なのかしら?
精油もヘナもこんな感じ。
そして、使用方法もこれまた大丈夫?なことも多い。
昨日のブログにも書いたように、間違った使い方は極力避けてもらいたいなと思います。
メンテナンスは大事
今日はお休みだったので、ちょっと気持ちに余裕があり。
ずっと放置していたディフューザーのお手入れをしました。
ディフューザーって?
これこれ。
ガラス部分に精油を入れて、お部屋で芳香浴を楽しむためのツールです。
無印に行ったらヒュ~ッとスチームが出ているアレ。
私が使用しているのは無印の商品のように水を使わないタイプ。
精油そのものの香りを楽しめます。
このディフューザーをね、ちゃんとお手入れしていなくて放置していたのです。
サボった結果
ガラスの筒のようなものが中にあります。
この部分に精油が固まってしまって、詰まってしまっていたのです。
小まめにアルコールで洗浄しておけば詰まりは回避できるのだけれど、これがなかなか。
私はベースノートの香りが好きなので、それも原因の1つかと思います。
ベースノートの精油
精油には揮発性という特徴があります。
蓋を開けたまま放っておくと、どんどん蒸発していきます。
そのときの速度が揮発度。
トップノート、ミドルノート、ベースノートの3つに分けられます。
トップが揮発度が速く軽い香りで、ベースは遅くて重たい香りという感じ。
ベースノートの精油は少なめです。
- クミン
- サンダルウッド
- スパイクナード
- タラゴン
- トゥルーバルサム
- パチュリー
- ベチバー
- ベンゾイン
- ミルラ
- ロックローズ
- ロベジ
- ワームシード など
ベースノートの精油たちはどれも重たい香りで、香りの経時変化が楽しめるのも好きなところ。
私はパチュリーの香りが大好きで、自分用に何か作るときには必須精油です。
ただ、ベースノートの精油たちは香り同様、テクスチャーも重め。
精油を1滴垂らすのになかなか出てこなくて、トロ~ンとポト~ンとね。
その重ための精油を放置したままにしておくと、だんだん固まってきちゃうのです。
ものぐさな人には、ディフューザーでのベースノート精油使用は本当にオススメしません。
メンテスタート
今日用意したのはこちら
手芸用のワイヤーとパイプフィニッシュ
極細のワイヤーを準備。
そしてエタノール。
まずはエタノールをたっぷりめにガラス部分に注いで、2時間ほどスイッチオン。
詰まりの原因の固まったものが目で確認できました。
そのあと、ワイヤーをガラス管の部分に突っ込んでこそげ落とす。
これがね、老眼&手先が不器用な私にはとても大変な作業でして。
なかなか入らないのです。
血管の手術をする外科医や、細かい作業が多い歯科医の先生たちってすごい!と思いながら、しばし作業に没頭。
やっぱり無理だから夫に頼もうかしら
そう諦めかけた頃、なんとか全部の詰まりが取れてキレイになりました。
パイプフィニッシュは登場することもなく、作業終了。
衛生面的にも小まめなメンテを
- ディフューザーにはベースノートの精油を控えること
- 使用後は残った精油を放置しない
- 小まめにアルコールでメンテナンス
この3つを心掛けておけば、今回のような面倒なことにはならなかったのです。
残った精油は空気に触れることで酸化していきます。
酸化、つまり変質。
香りが変わってきます。
そして徐々に固まってきます。
同じようなディフューザーを使用している方は、精油を中に入れたまま放置しないようにしましょう。
先ほど、早速精油をブレンドして芳香浴しています。
- バジル
- ローレル
- シナモスマ・フラグランス
- グレープフルーツ
掴みたいものがあるときのアロマ。
マダガスカルで「マンドラバサロトラ」と呼ばれる植物から抽出されるシナモスマフラグランス。
- あらゆる困難に打ち勝つ
- 試練を乗り越える
呼吸が深くなる、大好きな精油の1つです。
香りは私達の本能に働きかけます。
たかが香り、されど香り。
みなさんが思っているよりも更に深い深い部分へ沁みていきます。
アロマテラピー、大好きです。