精油の安全性を学び理解すること
3/22に東京で開催された『ロバート・ティスランドに学ぶ実践版 精油の安全性ガイド』セミナーを受講してきました。
フランスで生まれたアロマテラピーをマルグリット・モーリーがイギリスに広め。
更にイギリス国内で広めていったのがロバート・ティスランド。
アロマテラピーの歴史を学ぶ上では必ず登場する重要人物です。
テキストのなかの人だと思っていた彼が、今回来日。
数年前にはフランスのアロマテラピー界の重鎮 ピエール・フランコムのセミナーも受講していますし。
イギリス、フランスのアロマテラピーの巨匠おふたりのセミナーを受講できるチャンスが訪れるとは。
アロマテラピーを学び始めた頃には想像もつかなかった出来事です。
日本各地からたくさんのアロマテラピーを仕事にされている方たちが受講されていました。
⇒チケットはすぐに完売、キャンセル待ちも出たほどの注目度の高いセミナーだったようです。
ロメオブルーにお越しいただくお客様には3つのパターンがあります。
①アロマテラピーに興味を持ち、学びたい方
②アロマトリートメントやクレイテラピーでリラックスしたい方
③ヘナで白髪を染めたり、髪や頭皮のコンディションを整えたい方
私にとって参考になるのが上記の③の方です。
アロマテラピーって何?
無印に行ったら匂いが出てるやつ?
いい香りがして癒されるのでしょ?
アロマテラピーのことをほぼ知らないという方たちです。
数年前に比べたら、精油は購入しやすくなりました。
専門店や薬局、ネットショッピングなど。
そしてそれらの情報はインターネットで簡単に収集できます。
今回のセミナーでティスランド氏も仰っていたのが
インターネットの情報は正しいものばかりではない
ということ。
精油の原液塗布や内服など、危険を伴う使用方法がインターネットではサラ~ッと記事になっていたりします。
そしてそれを鵜呑みにして、日々の生活で使用しているという現状。
事故が起きない、安全なアロマテラピーを実践する。
これが最も大切なことであるということ。
吸入、塗布、内服するうえでのリスクについて、臨床データと共に改めて再認識したセミナーでした。
パッチテストや精油を使用した入浴の際の基材についてなども。
より具体的な方法や注意点を知ることができました。
これらは日々のレッスンのなかでお伝えしていこうと思いました。
そしてやはり、引き続き精油や解剖生理学のことなどは学び続け。
安全なアロマテラピーを伝えていくこと。
それが私達アロマセラピストとしての使命なのだと改めて思いました。
桜の開花宣言がされていたものの、まだまだ肌寒い東京でした。
前日は神楽坂界隈を散策。
楽しい休日でもありました。