ローズマリーの学名が変更になる?
フランスアロマテラピー界の重鎮と呼ばれるピエール・フランコム。
イマドキの表現だと【レジェンド】でしょうか。
アロマテラピーの歴史を学ぶ際に、私達アロマセラピストはフランコムと出会います。
そして彼の著書『フランスアロマテラピー大全 上・中・下』を知るわけですが、ここでまずショッキングな出来事が発生するのです。
そう、この書籍は絶版になっていて、中古本は定価の2倍以上に。
・・・私は持っていません。
そのフランコム氏のセミナーを数年前に受講しました。
「アロマセラピストは化学とラテン語を理解しなさい」と、フランコム氏。
香り成分から精油の特徴を理解することは必須。
そのために化学のレッスンがあります。
高校の授業のような化学ではなく、香りを理解するための化学のレッスンです。
そして、学名も。
精油の名前を見たり聞いたりすると、頭の中で勝手に学名に変換するというクセもつきました。笑
世界共通の学名はラテン語なのです。

私の『ケモタイプ精油辞典』は、写真のように学名でラベリングしています。
赤のラベルは禁忌事項がある精油で、使用する際は禁忌を確認できるように。
青のラベルは禁忌事項がない精油
例えばカモミール。
お肌のトラブルに有効的なカモマイル・ジャーマンの学名はMatricaria recutita
頭の中の整理をしたいときや寝つきが悪いときに有効的なカモマイル・ローマンの学名はChamaemelum nobile
同じカモマイルでも、学名を確認することで植物学上では違う分類の属だということがわかります。
例えばホーウッドとラヴィンツァラ。
どちらもクスノキ科の植物で、学名はCinnamomum camphora
というように、学名で植物、精油を理解することも大事なのです。
その学名で、少し気になる投稿がSNSに。
リンク先のThe Telegraphの記事を翻訳して読んでみました。
これからはRosmarinus officinalis ではなく、Salvia rosmarinusと言う学名で呼ぶということを
英国の王立園芸協会が発表したらしいです。

英語は得意ではないので、クロームの翻訳機能を使用したため、ちょっとおかしな日本語ではありましたが。
なるほど~。
【庭師】というのがなんとも英国っぽいし。
こういった話題はなんだかワクワクしてきますね。