【自然療法入門講座】ハチミツのレッスン
今週は自然療法入門講座のラストのカリキュラム、ハチミツ編のレッスンでした。
朝晩と欠かせないハチミツ。
出先に専門店があったり、道の駅があったりすると、ついつい寄ってしまい。
ジワジワと増えて、ジワジワと消費しています。
1つ1つ試食していただきました。
トーストに塗ったり、ヨーグルトやドリンクに混ぜたりするだけがハチミツではありません。
レッスンの最後にはもちろん実習。
抗菌作用や炎症を抑える作用、そして保湿作用。
手作りスキンケアの基材としても欠かせません。
食べてよし、飲んでよし、塗ってよし。
古来から内服薬や外用薬として使われてきた意味がわかります。
このレッスンを考えていたとき、何人かの人に言われました。
「今ハチミツ流行ってるよね」って。
ヘナもそうなのだけれど、流行りとかで括らないでほしい。
流行りと廃れはセットです。
流行りの角度が鋭角なほど、廃れの角度も鋭角。
3300年前のエジプトのピラミッドから発見されたハチミツは品質が劣化していなかったそうです。
遥か昔から、私達人間は蜂とハチミツと共に暮らしてきたのです。
スタンダードなものです。
レッスンでは試食したり、実習したりと楽しい時間でしたが。
ハチミツ、ミツバチはとても厳しい状況下にあるのです。
数年前に読んだ『ハチミツの危ない話』。
ハチミツに対しての思いが違う角度からどんどん深くなっていくきっかけがこの本でした。
ハチの人工授精や女王蜂の輸出入。
世界各地でミツバチがいなくなっています。
ハチミツから抗生物質が検出されました。
「ミツバチがいなくなったら人類は4年で滅びる」アインシュタインはそう残しています。
甘い、美味しい、お肌しっとり、なんて能天気に言っている場合ではないのです。
アロマセラピストはビンの中の精油ではなく、そこから見える植物、自然、地球、宇宙を見つめよう、感じよう。
ハチミツも同じ。
ビンの中からミツバチ、植物、自然、宇宙を同じように見つめたい。
私がレッスンでお伝えしたかったのは栄養とか試食とか実習よりも、ここの部分なのです。
参加いただいた方達は、きっとスーパーに行ったときハチミツを手に取るのではないかと思います。
2冊の本はどちらも絶版。
どこかで手にする機会があったら、ぜひ読んでいただきたいです。
今日は巣蜜を食べました。
ハチミツとミツロウが同時に食べられます。
専門店で買うと少々お高いのです、私はいつも成城石井で買っています。
東京にセミナー等での出張のとき、定宿にしているホテルの近くに成城石井があって。
つまり、東京泊のたびに買って帰っています。
次はいつ買えるかな。
自然療法入門講座は全内容が終了しました。
2018年もまた開講します。
ぜひご参加ください。