ヘナの2度染めをオススメするのは

ナードアロマテラピー協会認定校・AEAJ総合資格認定校 アロマとヘナのサロン・スクール ロメオブルーです。

先日お越しいただいた、新規のヘナのクライアント様。

白髪と、それまでの白髪染めによる髪の痛みを気にされていました。

50代の女性です。

頭頂部や生え際などに白髪が。

 

遠目に見ると、やや明るめの栗色。

まとまり感もそこそこあり。

毛先のダメージは少し気になる感じ。

 

 

カウンセリング後、いくつかの案を提示しました。

ヘナに通っていただける頻度

掛かる時間や金額など

ヘアカラー剤のように、1回の施術で結果を出して納得していただけることは、ヘナにはできません。

ヘナ3回=ヘアカラー1回分

特に白髪が多い方や、ダメージが強い方には、まず回数こなしていただきたいです。

もうこれはね、騙されたと思って。

今回こちらのクライアント様には、2度塗りをしました。

 

2度塗りとは、まずヘナのみを塗布。

時間が来たら、一旦流します。

そのあと、インディゴをメインにクライアント様に合ったものを塗布。

そして流して、乾かして終わり。

通常の倍の工程なので、3時間ほど時間を要します。

でもね、これ、オススメです。

 

例えば。

肩を超えたロングのクライアント様の場合。

ヘナ+インディゴのブラウンでの通常の1度染めの施術をするとして。

使用する量は、ヘナ40g+インディゴ60gが基本です。

 

2度染めの施術にすると。

ヘナ100g、インディゴ100gを使用します。

 

ヘナ愛用者の人はここでピンときませんか?

髪全体にヘナ40g、100g塗布した違い。

 

傷んだ髪は、スポンジのように穴が開いています。

ヘナはその穴を埋める働きがあるので、髪が元気になった感触に戻ります。

つまり、しっかりした量を塗布できるの2度染めは、

染め上がり

ダメージ毛対策

この両方に良いアプローチができるわけです。

 

私はそんなに白髪は多い方ではありませんが、2度染めすることが多いです。

全体にヘナだけを塗布した後の、髪や頭皮のスッキリ感。

本当に心地よいのです。

そしてその後にインディゴ等を施し。

ヘナで染まった髪のオレンジ感を抑えて、全体的に黒髪に近づけています。

数年前に比べると、かなり髪は黒くなりました。

髪が黒くなったことで、お肌が白く見えるようになった気がします(個人の感想です。笑)。

そうすると、赤い口紅を使いたくなるから不思議なものです。

若い頃、平野ノラ風の真っ赤なシャネルの口紅が流行しました。

結婚してからは全くご縁の無かった赤い口紅。

50歳前にして再会しました。

ちょっとこれは、ヘナの意外な副産物。

2度染め続けてきたからこそ。

女性としてもうれしいことです。

 

 

さて2度染め後のクライアント様。

しっかりと白髪がカバーされました。

 

全体はこんな感じ。

ビフォーの写真よりも毛先のパサパサ感が気になります。

 

ここでのクライアント様への説明はとても大切。

今までのヘアケアでシャンプーやコンディショナー、トリートメント、ヘアオイルを使用していると。

しっとり感やサラサラ感、まとまり感が過剰に添付されています。

髪そのものの状態ではなく、何かを上塗りすることでできあがった嘘の状態。

ヘナだけになると、その上塗りされたものがゼロな状態になります。

そう、素の髪の状態。

バサバサ感、ゴワゴワ感、もつれ感。

傷んだ髪の人は特にね。

だって髪が丸裸にされるんだもの。

ごまかしていたものが無くなっちゃうんだもの。

 

このことをしっかりと伝えていないと、ヘナが悪者にされます。

ヘナしたら髪がゴワついた

ヘナしたら髪がギシギシになった

ヘナしても山神さんみたいな髪にはならない

 

いやいや、そうじゃなくて。

髪が痛んでいるんですもの。

ゴワつくし、ギシギシはするよね。

 

最初に言ったように、ヘナ3回=ヘアカラー1回。

ここでヘナを続けるか、やっぱり今まで通りのヘアケアでいいのか分かれます。

しつこいようだけど、まず回数重ねてほしいです。

髪もお肌も、その場しのぎの上塗りの美しさではなく。

髪自体の、お肌自体の美しさを取り戻していくこと。

40代以降は、こういった美しさの価値観を再認識していくのはいかがでしょうか。

 

さあ。

どんな風に変化していくでしょうか。

楽しみです。

 

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